蒸留所の香りはたまらない-2 [旅日記]
サントリー白州蒸留所 工場見学の続き。
これは蒸留所内に併設されているサントリーウイスキー博物館。
この入り口に工場見学ツアーの受付がある。
筆者たちはここで工場ツアーを申し込み、ウイスキー蒸留所の仕込み、蒸留と見て回った。
今回はその続き。
ガイドツアーはここで工場の外に出て、一台のバスに乗り込む。
バスはゆっくりと敷地内を走り、見学コースの場所「リチャー場」に向かう。
走るといっても、ほんの1分程度の距離だが。
リチャーとは一度使用した樽を再生する作業。
樽の内側を焼くことで、ウイスキーの香りがつく。
リチャー場につくと既に職人が準備をしていた。
少しずつ樽を回しながら全体に火をまわしていく。
前に使っていたアルコールの影響もあり、はじめは青い炎が混じっているが次第にオレンジ色の炎に変わっていく。
アルコール分が消えると、炎は一段と大きくなる。
「それでは職人が一杯の柄杓の水だけでこの炎を消します。一瞬ですから良く見てください。」
なに!それは撮影しなければ!!
あわててEP-1の電源を入れ、ピントを合わせる。
「よし!」
その瞬間を収めるために、シャッターを押した瞬間、
液晶がブラックアウトした。
間違えて電源ボタンを押してしまったらしい。
その瞬間、職人が柄杓の水を勢い良くぶつけ、見事に炎を消していた。
いやぁ、残念。
リチャーの見学後、再びバスに乗ると、さらに奥にある貯蔵庫に向かった。
「貯蔵庫では写真撮影は控えてください」
最初にそう案内され中に入る。
「おお!」
思わず声を出してしまうほど貯蔵庫内はウイスキーの香りが充満していた。
こりゃカメラのフラッシュで発火しちゃうかもしれないな。
貯蔵構内にはさまざまな年代に作られたウイスキーが眠っている。
見ると空調などの設備はない。
自然の温度調節だけで十分問題ないのだろう。
ちなみにこの香りはアロマ効果があるらしいが、筆者にとっては花粉症の後遺症でつまり気味だった鼻を見事にすっきりさせる効果があった。
貯蔵庫を出るとバスに乗り、ファクトリーショップへ。
ショップの奥にある会場で、白州12年の試飲が準備されていた。
工場見学といえば試飲!しかもおつまみ付。
とても魅力!
いやぁ、このときほど車で来たことを後悔したことはなかった。
やむなく、筆者は飲めない人用に用意されているお茶で我慢。
そして試飲もそこそこに、もう一度ウイスキー博物館のロビーに行く。
続いて「天然水の工場見学ツアー」に参加する。
白州工場は同じ敷地内にウイスキーの蒸留所と天然水の工場があるため、それぞれの工場見学を申し込むことができる。
両方まわるツアーもあるが、できればそれぞれのツアーに申し込んだほうが良い。
そのほうがじっくり見ることができるし。
天然水ツアーはすこしあっけないものだった。
バスに乗り、5分ほど奥に進んでいく。
天然水の工場は敷地の奥にある。
しばらく走ると竣工したばかりの新工場に到着。
まずはロビーで説明を受けたあと、ビデオで説明される。
その後、いよいよ工場の中に入るのだが・・・、
「最新の工場ですので、工場のなかでの写真撮影はお控えください。」
実際に工場に入ると、清掃中か休憩時間なのかラインは稼動していなかった。
かわりにCGを使用したビデオで説明してくれたが・・・いまいちわからんなぁ。
丁寧に説明してくれようとする姿勢は理解できたのだが、筆者のような人間には設備が動いている様子を真横から見ないとなかなか理解できない。
もっとも設備自体はその企業のノウハウが含まれているだろうから、それをいろいろごねても仕方ないというところだろうか。
さて設備の見学が終了すると、またもやファクトリーショップで試飲である。
しかしそこは天然水の工場ツアー、
ひとつはこの地で採取された天然水、もうひとつはフランスで採水された硬水「Vittel」。
これを飲み比べ、どちらが軟水なのか当ててみよう・・・という具合。
もちろん筆者はわかった気がする。
というかVittelは・・・この写真では右のほうだが・・・少しぬるかったためか、少々塩味っぽいものを感じたので。
気のせいかもしれないけどね。
そして、なんとこのツアーでも白州12年の試飲があった。
うう、一度ならず二度も敗北感を味わうとは。
普段ウイスキーは飲まない嫁さんが白州の水割りを割ってきた。
試してみたくなったようである。
「おいしい。」
そうでしょう、これおいしいと思うよ。
たまらず筆者は嫁さんに言ってしまう
「すまん、においだけかがせて」
いや、このツアー、酒好きのドライバーにはホントつらいわ。
ツアーが終わると、もう一度ウイスキー博物館に。
改めて中を覗いてみよう。
白札。
トリスウイスキーの看板。
トリスおじさんは見たことないけど、こういう看板にほんの少し懐かしさを覚える筆者である。
ここがツアーの待合場所になるロビー。
そういえばこのビデオまったく見てないな。
博物館の2階には大昔に蒸留につかったものが展示されている。
いろいろ撮影したのだが、旨く撮影できたのはこれだけだった。
もうすこしフラッシュなしで撮影する技術を得たいねぇ。
3階にはCMギャラリーがあり、昔放送されていたCMが流されていた。
オールドのCMなんて懐かしかったなぁ。
博物館の最上階は展望台になっている。
蒸留所の全景・・・もちろんすべて撮影できるとは思えない。
ちょっと東のほうを見ると・・・
富士山がちょこんと見える。
その後お土産を買い、帰路についた。
白州蒸留所・・・当初はそれほど期待していなかったのだが、実際に足を踏み入れてみると想像以上に自然が残されて気持ちの良い空間だった。
時間があればもう一度訪れてみたいところである。
* * * *
ちなみにお土産はこれ。
右の箱にあるのは、シングルカスクのモルトウイスキー。
あとで天然水で氷を作って飲んでみよう。
これは蒸留所内に併設されているサントリーウイスキー博物館。
この入り口に工場見学ツアーの受付がある。
筆者たちはここで工場ツアーを申し込み、ウイスキー蒸留所の仕込み、蒸留と見て回った。
今回はその続き。
ガイドツアーはここで工場の外に出て、一台のバスに乗り込む。
バスはゆっくりと敷地内を走り、見学コースの場所「リチャー場」に向かう。
走るといっても、ほんの1分程度の距離だが。
リチャーとは一度使用した樽を再生する作業。
樽の内側を焼くことで、ウイスキーの香りがつく。
リチャー場につくと既に職人が準備をしていた。
少しずつ樽を回しながら全体に火をまわしていく。
前に使っていたアルコールの影響もあり、はじめは青い炎が混じっているが次第にオレンジ色の炎に変わっていく。
アルコール分が消えると、炎は一段と大きくなる。
「それでは職人が一杯の柄杓の水だけでこの炎を消します。一瞬ですから良く見てください。」
なに!それは撮影しなければ!!
あわててEP-1の電源を入れ、ピントを合わせる。
「よし!」
その瞬間を収めるために、シャッターを押した瞬間、
液晶がブラックアウトした。
間違えて電源ボタンを押してしまったらしい。
その瞬間、職人が柄杓の水を勢い良くぶつけ、見事に炎を消していた。
いやぁ、残念。
リチャーの見学後、再びバスに乗ると、さらに奥にある貯蔵庫に向かった。
「貯蔵庫では写真撮影は控えてください」
最初にそう案内され中に入る。
「おお!」
思わず声を出してしまうほど貯蔵庫内はウイスキーの香りが充満していた。
こりゃカメラのフラッシュで発火しちゃうかもしれないな。
貯蔵構内にはさまざまな年代に作られたウイスキーが眠っている。
見ると空調などの設備はない。
自然の温度調節だけで十分問題ないのだろう。
ちなみにこの香りはアロマ効果があるらしいが、筆者にとっては花粉症の後遺症でつまり気味だった鼻を見事にすっきりさせる効果があった。
貯蔵庫を出るとバスに乗り、ファクトリーショップへ。
ショップの奥にある会場で、白州12年の試飲が準備されていた。
工場見学といえば試飲!しかもおつまみ付。
とても魅力!
いやぁ、このときほど車で来たことを後悔したことはなかった。
やむなく、筆者は飲めない人用に用意されているお茶で我慢。
そして試飲もそこそこに、もう一度ウイスキー博物館のロビーに行く。
続いて「天然水の工場見学ツアー」に参加する。
白州工場は同じ敷地内にウイスキーの蒸留所と天然水の工場があるため、それぞれの工場見学を申し込むことができる。
両方まわるツアーもあるが、できればそれぞれのツアーに申し込んだほうが良い。
そのほうがじっくり見ることができるし。
天然水ツアーはすこしあっけないものだった。
バスに乗り、5分ほど奥に進んでいく。
天然水の工場は敷地の奥にある。
しばらく走ると竣工したばかりの新工場に到着。
まずはロビーで説明を受けたあと、ビデオで説明される。
その後、いよいよ工場の中に入るのだが・・・、
「最新の工場ですので、工場のなかでの写真撮影はお控えください。」
実際に工場に入ると、清掃中か休憩時間なのかラインは稼動していなかった。
かわりにCGを使用したビデオで説明してくれたが・・・いまいちわからんなぁ。
丁寧に説明してくれようとする姿勢は理解できたのだが、筆者のような人間には設備が動いている様子を真横から見ないとなかなか理解できない。
もっとも設備自体はその企業のノウハウが含まれているだろうから、それをいろいろごねても仕方ないというところだろうか。
さて設備の見学が終了すると、またもやファクトリーショップで試飲である。
しかしそこは天然水の工場ツアー、
ひとつはこの地で採取された天然水、もうひとつはフランスで採水された硬水「Vittel」。
これを飲み比べ、どちらが軟水なのか当ててみよう・・・という具合。
もちろん筆者はわかった気がする。
というかVittelは・・・この写真では右のほうだが・・・少しぬるかったためか、少々塩味っぽいものを感じたので。
気のせいかもしれないけどね。
そして、なんとこのツアーでも白州12年の試飲があった。
うう、一度ならず二度も敗北感を味わうとは。
普段ウイスキーは飲まない嫁さんが白州の水割りを割ってきた。
試してみたくなったようである。
「おいしい。」
そうでしょう、これおいしいと思うよ。
たまらず筆者は嫁さんに言ってしまう
「すまん、においだけかがせて」
いや、このツアー、酒好きのドライバーにはホントつらいわ。
ツアーが終わると、もう一度ウイスキー博物館に。
改めて中を覗いてみよう。
白札。
トリスウイスキーの看板。
トリスおじさんは見たことないけど、こういう看板にほんの少し懐かしさを覚える筆者である。
ここがツアーの待合場所になるロビー。
そういえばこのビデオまったく見てないな。
博物館の2階には大昔に蒸留につかったものが展示されている。
いろいろ撮影したのだが、旨く撮影できたのはこれだけだった。
もうすこしフラッシュなしで撮影する技術を得たいねぇ。
3階にはCMギャラリーがあり、昔放送されていたCMが流されていた。
オールドのCMなんて懐かしかったなぁ。
博物館の最上階は展望台になっている。
蒸留所の全景・・・もちろんすべて撮影できるとは思えない。
ちょっと東のほうを見ると・・・
富士山がちょこんと見える。
その後お土産を買い、帰路についた。
白州蒸留所・・・当初はそれほど期待していなかったのだが、実際に足を踏み入れてみると想像以上に自然が残されて気持ちの良い空間だった。
時間があればもう一度訪れてみたいところである。
* * * *
ちなみにお土産はこれ。
右の箱にあるのは、シングルカスクのモルトウイスキー。
あとで天然水で氷を作って飲んでみよう。
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