醤遊王国~名前は遊んでいるが、醤油を見直す場所 [旅日記]
少し前・・・3月の連休中に埼玉県日高市にある醤遊王国に行ってきた。
醤遊王国は日高市に隣接する坂戸市に本社がある弓削田醤油が経営する直売所のようなところ。
もっともこの場所は日高市と坂戸市の境界付近にあるので、住所の上ではお隣の市なのだが、実際には数百メートルの距離しかない。
醤遊王国の入り口。
この建物の1階に売店があり、2階には軽食コーナーがある。
またここでも醤油を醸造しており、工場の敷地内は醤油に似た独特の香りが漂っている。
到着すると早速工場見学に参加。
工場見学は1時間ごとに行われており、
「工場見学を希望される方はこの辺に集まってくださ~い」
の掛け声で始まる。
まず工場の一角に設けられたガラス張りの小部屋・・・広さは2畳程度・・・に通され、大豆を蒸したり小麦を炒る機械を見ながら工程の説明をしてくれた。
弓削田醤油では大豆と小麦・塩と麹だけで醤油を作る。それを木桶で1年近く寝かせて醤油が完成する。
機械が動いてなかったのは残念だったが、それはまたいつか見られたら・・・ということで。
次に寝かせたもろみをしぼる工程に案内される・・・ここも作業は終わっており、外から設備をのぞいただけだった。
しかしその脇には興味深いものが置いてあった。
右の白いのはもろみをしぼる際にもろみを詰める袋。
左はしぼり終わったもろみのカス。
それぞれ拡大してみると・・・
しぼりスの端っこが崩れているように見える。
「このしぼりカス、栄養が豊富なんですけど、なにしろ塩分が7%と高いのでそのまま人が食べることはできません。そこで牛の飼料として出荷しています。」
なるほど、食べられるんだ。
ん?
もしかしてこの崩れたようなあとは・・・
このあと筆者も少しつまんでみた。
確かにしょっぱいけど、大豆の味がする。
そうか、これが牛のえさになるんだ。そのままじゃ食べられないのはわかるけど、なんかほかに使い道ないだろうか。
工場見学の最後は2階の軽食コーナーに行く。
実は軽食コーナーからもろみを寝かせている様子を見ることができるのだ。
なかなか壮観な眺めである。
もろみは常に発酵しているので、中からガスが発生している。
時々ガスが大量に発生するのだろうか、ところどころの壁にもろみが飛び跳ねたような跡がある。
生きてるんだねぇ。
「工場見学した人だけの特典なんですが・・・」
そういうと案内の人は奥からトレーを取り出した。
トレーの上には小さな容器があり、少しずつ醤油が入っている。
「この軽食コーナーにはしぼり体験がありまして、これはそこでしぼったしぼりたての醤油なんです。」
なんと醤油の試飲。
ちょっとびっくりしたものの、なめてみてさらに驚いた。
においが香ばしい。味にも単なるしょっぱさとは異なるうまみを感じる。
ん~、気のせいなのかなぁ。
工程を見てしまったから「旨い」と錯覚してしまったのかなぁ。
「この醤油ですが、これをそのまま詰めたものをこの軽食コーナーだけで販売してます。」
なんと、売ってるんだ。ちょっと興味があるなぁ・・・。
工場見学はこれでおしまい。
筆者たちはそのまま軽食コーナーにとどまって、軽く腹ごしらえをした。
注文したのは
卵かけご飯セット
実は今日の本当の目的はこれ。
そして
醤油だんご。
ついでにしぼりたて生醤油も買ってしまった。
まずは卵かけご飯。
卵をかける前に生醤油を少しだけご飯にかけてみた。
「ご飯に醤油をかけるの?」
そう、少しだけかけた。
なにしろ各テーブルにおいてある「卵かけご飯の食べ方」に書いてあったから。
ためしに・・・と思って食べてみると、これが思いの外旨いのだ。
普通の醤油にはない香ばしさが感じられるのだ。
う~ん、弓削田醤油あなどれない。
醤油かけご飯に驚きつつ、卵を割り、ご飯にかける。
いやぁ、ウン十年ぶりの卵かけご飯。
もちろんこれも旨かった。
その後だんごを食べる。
スーパーなどで売っているものと違い、だんごは甘くなく、醤油が良くあっていた。
こういうだんごが良いのよね。
ちなみに軽食コーナーからの眺めはこんな感じ。
遠くに住宅や工場が見えるものの、まだまだ畑が広がるのんびりしたところである。
工場の敷地内には湧き水もあり、ほんの数年前まではこの水で仕込んでいたとのこと。
最初は「うまい卵かけご飯が食べたい」という不純な動機でやってきたのだが、昔ながらの工法を知り、しぼりたての味を知って、その見方がすっかり変わってしまった。
いやぁ、なんて単純。
ちなみにこの日の夕食は、生醤油うどん。
もちろんここで購入した生醤油をかけた。
そして翌朝は卵かけご飯。
生醤油にちょっと高めの卵を使った。
いやあ、コレステロール取り過ぎ。
醤遊王国は日高市に隣接する坂戸市に本社がある弓削田醤油が経営する直売所のようなところ。
もっともこの場所は日高市と坂戸市の境界付近にあるので、住所の上ではお隣の市なのだが、実際には数百メートルの距離しかない。
醤遊王国の入り口。
この建物の1階に売店があり、2階には軽食コーナーがある。
またここでも醤油を醸造しており、工場の敷地内は醤油に似た独特の香りが漂っている。
到着すると早速工場見学に参加。
工場見学は1時間ごとに行われており、
「工場見学を希望される方はこの辺に集まってくださ~い」
の掛け声で始まる。
まず工場の一角に設けられたガラス張りの小部屋・・・広さは2畳程度・・・に通され、大豆を蒸したり小麦を炒る機械を見ながら工程の説明をしてくれた。
弓削田醤油では大豆と小麦・塩と麹だけで醤油を作る。それを木桶で1年近く寝かせて醤油が完成する。
機械が動いてなかったのは残念だったが、それはまたいつか見られたら・・・ということで。
次に寝かせたもろみをしぼる工程に案内される・・・ここも作業は終わっており、外から設備をのぞいただけだった。
しかしその脇には興味深いものが置いてあった。
右の白いのはもろみをしぼる際にもろみを詰める袋。
左はしぼり終わったもろみのカス。
それぞれ拡大してみると・・・
しぼりスの端っこが崩れているように見える。
「このしぼりカス、栄養が豊富なんですけど、なにしろ塩分が7%と高いのでそのまま人が食べることはできません。そこで牛の飼料として出荷しています。」
なるほど、食べられるんだ。
ん?
もしかしてこの崩れたようなあとは・・・
このあと筆者も少しつまんでみた。
確かにしょっぱいけど、大豆の味がする。
そうか、これが牛のえさになるんだ。そのままじゃ食べられないのはわかるけど、なんかほかに使い道ないだろうか。
工場見学の最後は2階の軽食コーナーに行く。
実は軽食コーナーからもろみを寝かせている様子を見ることができるのだ。
なかなか壮観な眺めである。
もろみは常に発酵しているので、中からガスが発生している。
時々ガスが大量に発生するのだろうか、ところどころの壁にもろみが飛び跳ねたような跡がある。
生きてるんだねぇ。
「工場見学した人だけの特典なんですが・・・」
そういうと案内の人は奥からトレーを取り出した。
トレーの上には小さな容器があり、少しずつ醤油が入っている。
「この軽食コーナーにはしぼり体験がありまして、これはそこでしぼったしぼりたての醤油なんです。」
なんと醤油の試飲。
ちょっとびっくりしたものの、なめてみてさらに驚いた。
においが香ばしい。味にも単なるしょっぱさとは異なるうまみを感じる。
ん~、気のせいなのかなぁ。
工程を見てしまったから「旨い」と錯覚してしまったのかなぁ。
「この醤油ですが、これをそのまま詰めたものをこの軽食コーナーだけで販売してます。」
なんと、売ってるんだ。ちょっと興味があるなぁ・・・。
工場見学はこれでおしまい。
筆者たちはそのまま軽食コーナーにとどまって、軽く腹ごしらえをした。
注文したのは
卵かけご飯セット
実は今日の本当の目的はこれ。
そして
醤油だんご。
ついでにしぼりたて生醤油も買ってしまった。
まずは卵かけご飯。
卵をかける前に生醤油を少しだけご飯にかけてみた。
「ご飯に醤油をかけるの?」
そう、少しだけかけた。
なにしろ各テーブルにおいてある「卵かけご飯の食べ方」に書いてあったから。
ためしに・・・と思って食べてみると、これが思いの外旨いのだ。
普通の醤油にはない香ばしさが感じられるのだ。
う~ん、弓削田醤油あなどれない。
醤油かけご飯に驚きつつ、卵を割り、ご飯にかける。
いやぁ、ウン十年ぶりの卵かけご飯。
もちろんこれも旨かった。
その後だんごを食べる。
スーパーなどで売っているものと違い、だんごは甘くなく、醤油が良くあっていた。
こういうだんごが良いのよね。
ちなみに軽食コーナーからの眺めはこんな感じ。
遠くに住宅や工場が見えるものの、まだまだ畑が広がるのんびりしたところである。
工場の敷地内には湧き水もあり、ほんの数年前まではこの水で仕込んでいたとのこと。
最初は「うまい卵かけご飯が食べたい」という不純な動機でやってきたのだが、昔ながらの工法を知り、しぼりたての味を知って、その見方がすっかり変わってしまった。
いやぁ、なんて単純。
ちなみにこの日の夕食は、生醤油うどん。
もちろんここで購入した生醤油をかけた。
そして翌朝は卵かけご飯。
生醤油にちょっと高めの卵を使った。
いやあ、コレステロール取り過ぎ。
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