Windows7のセットアップは予想以上に面倒だった [PCネタ]
12月28日に到着したHP Pavilion All-in-One PC MS210jp。
年末の大掃除の関係もあり、実際にセットアップを始めたのは30日の夕方からであった。
All-in-One PCというだけあり、ディスプレイに本体機能がすべて組み込まれており、これにキーボードとマウスを接続するだけのシンプルさである。
そして電源を入れる。
いくつかの質問に答えるだけでWindows7の初期セットアップは終了。
すぐ再起動が始まる。
「お、早いな」
と思ったのもつかの間、再起動直後のログオン画面になる寸前で固まってしまった。
なんでやねん。
やむなく電源ボタンの長押しで強制電源OFFし、再び電源ON。
メッセージは出てきたものの、無事ログオンすることができた。
いきなりトラブルである。
実はこの現象が今後のセットアップの苦労を予告していたと、筆者は後から思い知ることになる。
(大げさな!)
Windowsが起動したらまずはデータの移動である。
いや、その前にユーザーアカウントの作成がある。
筆者は10年近く前、勤務先のネットワーク・クライアント管理を担当していた癖で、自宅でも管理者と一般ユーザーを分けてしまう。
そのほうが妙なアプリケーションがインストールされそうになっても、何かメッセージが出て防げるかなぁ?と思うから。
・・・実際にはそんな甘いものではないが、抑止力程度にはなるだろう。
で、一般ユーザーアカウントを作成し、そのアカウントに移動する。
次にデータの移動に取り掛かるのだが、ここでちょっとした苦労を味わった。
ネットを検索すると、
「Windows7には"Windows転送ツール"があるので既存のパソコンからデータを転送するのは便利」
と紹介されていた。
早速Windows転送ツールを既存のWindows2000PCにインストールし起動するとどうしてもエラーが発生してしまう。
「なんでかなぁ?」
そう思いながら調べるが、原因はよくわからない。
わかったのは
「Windows7 転送ツール」と検索すると、WindowsVista・WindowsXPの例が紹介された記事が出てくるということ。
つまりWindows2000には対応してないってことか?
それならそうとはっきり書いてほしいのだが、どうも納得できん。
そうつぶやきながら、手動でデータの移動をする。
筆者の自宅は各部屋を有線LANで接続しているので、こういう場合もなんとかなる。
「スタート」→「プログラムとファイルの検索」で既存PC名とドライブ名・・・たとえば\\PC_1\c$\・・・と入力し既存PCのIDとパスワードを入力。ドライブ内のデータが表示されるので、必要なデータをMS210jpに移動した。
移動にかかった時間は約1時間。
データ持ちすぎだなぁ。あとで整理しよう。
次にOfficeXPをインストール。
Microsoftで確認したところ、現時点では動作保障されているようなので問題はない。
しかしこの
「2011 年 7 月 12 日まで、延長サポート フェーズで、Windows 7 上での動作をサポートします。」
という書き方、なんかMicrosoftらしいずるい表現だなぁ。
早速、管理者アカウントに移動してOfficeXPをインストール。
インストールは無事完了したので、すぐに同じアカウントでライセンス認証を行う。
そこでユーザーアカウントに移動して動作を確認。
するとOfficeインストールが始まってしまった。
「やっぱり管理者権限必要なのかなぁ」
以前WindowsXPあたりで似たような現象が発生した経験から、一時的に一般ユーザーを管理者に昇格させ、もう一度Officeを実行してみた。
それでもOfficeインストールが起動してしまう。
う~む・・・。
やむなくネットを検索。
あった、あった。
まったく同じ現象が発生していて、解決した人がいた。
Windows 7 でOffice XPをユーザー権限で動作させる・・・なにやらかにやらメモ
なるほどねぇ。
で、この記事をもとに次のように操作した。
1.管理者権限に戻って、OfficeXPを再インストール。
2.インストール完了後、コマンドラインで以下の3つコマンドを入力し、レジストリをエクスポート。
regedit /e "C:\temp\ForOfficeXP_ODBC.reg" "HKEY_CURRENT_USER\Software\ODBC"
regedit /e "C:\temp\ForOfficeXP_Shared Tools.reg" "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Shared Tools"
regedit /e "C:\temp\ForOfficeXP_Office.reg" "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office"
コマンドラインは「スタート」→「プログラムとファイルの検索」でcmdと入力すれば開く。
またあらかじめエクスポートしたレジストリを保存する場所としてCドライブにTEMPフォルダを作成した。
3.一般ユーザーのアカウントに戻る。
「スタート」→「プログラムとファイルの検索」でregeditと入力してレジストリエディタを起動し、[ファイル] メニューの [インポート] をクリック。
先ほどエクスポートしたフォルダ・・・ここではC\:TEMPをクリックして選択し、[開く] をクリックします。
これをODBC、Shared Tools、Officeと3回繰り返す。
これでOfficeは正常に起動するようになった。
・・・と思ったら、またもやエラーが発生する。
「Microsoft Agent 対応のプログラムが・・・」みたいなメッセージが出てくる。
簡単に言えばOfficeアシスタントが起動しないということ。
どうでもよいエラーだが、ちょっと気持ち悪いのでこれも調査。
するとMicrosoftのサポートオンラインにたどり着く。
「Microsoft Agent 対応のプログラムが Windows 7 で動作しない」
このエラーの発生原因は、
なんか複雑。
でも修正プログラムが提供されているようなので、ページの先頭にある「修正プログラムのダウンロード」をクリックする。
すると修正プログラムのダウンロード先提供リクエストになってしまった。
つまり、
「一般公開してないので、もし修正プログラムがほしかったらリクエストしてね。ダウンロード先のURLをメールで教えるよ」
なんだな。
これってどういうことなんだろ。
「いつまでも古いアプリケーション使わないでくれよ。もっと新しいの買ってくれよ!」
っていう意思表示なのかね?
けど、そんなに新しいアプリケーション買えないんだけどなぁ。
とりあえず修正プログラムは入手できたので、これをインストール。
なんとか今までどおり、OfficeXPを使用できるようになった。
いやぁ、これだけで2時間近く費やしてしまった。
もちろん、トラブルはこれだけではない。
それはまた次回。
年末の大掃除の関係もあり、実際にセットアップを始めたのは30日の夕方からであった。
All-in-One PCというだけあり、ディスプレイに本体機能がすべて組み込まれており、これにキーボードとマウスを接続するだけのシンプルさである。
そして電源を入れる。
いくつかの質問に答えるだけでWindows7の初期セットアップは終了。
すぐ再起動が始まる。
「お、早いな」
と思ったのもつかの間、再起動直後のログオン画面になる寸前で固まってしまった。
なんでやねん。
やむなく電源ボタンの長押しで強制電源OFFし、再び電源ON。
メッセージは出てきたものの、無事ログオンすることができた。
いきなりトラブルである。
実はこの現象が今後のセットアップの苦労を予告していたと、筆者は後から思い知ることになる。
(大げさな!)
Windowsが起動したらまずはデータの移動である。
いや、その前にユーザーアカウントの作成がある。
筆者は10年近く前、勤務先のネットワーク・クライアント管理を担当していた癖で、自宅でも管理者と一般ユーザーを分けてしまう。
そのほうが妙なアプリケーションがインストールされそうになっても、何かメッセージが出て防げるかなぁ?と思うから。
・・・実際にはそんな甘いものではないが、抑止力程度にはなるだろう。
で、一般ユーザーアカウントを作成し、そのアカウントに移動する。
次にデータの移動に取り掛かるのだが、ここでちょっとした苦労を味わった。
ネットを検索すると、
「Windows7には"Windows転送ツール"があるので既存のパソコンからデータを転送するのは便利」
と紹介されていた。
早速Windows転送ツールを既存のWindows2000PCにインストールし起動するとどうしてもエラーが発生してしまう。
「なんでかなぁ?」
そう思いながら調べるが、原因はよくわからない。
わかったのは
「Windows7 転送ツール」と検索すると、WindowsVista・WindowsXPの例が紹介された記事が出てくるということ。
つまりWindows2000には対応してないってことか?
それならそうとはっきり書いてほしいのだが、どうも納得できん。
そうつぶやきながら、手動でデータの移動をする。
筆者の自宅は各部屋を有線LANで接続しているので、こういう場合もなんとかなる。
「スタート」→「プログラムとファイルの検索」で既存PC名とドライブ名・・・たとえば\\PC_1\c$\・・・と入力し既存PCのIDとパスワードを入力。ドライブ内のデータが表示されるので、必要なデータをMS210jpに移動した。
移動にかかった時間は約1時間。
データ持ちすぎだなぁ。あとで整理しよう。
次にOfficeXPをインストール。
Microsoftで確認したところ、現時点では動作保障されているようなので問題はない。
しかしこの
「2011 年 7 月 12 日まで、延長サポート フェーズで、Windows 7 上での動作をサポートします。」
という書き方、なんかMicrosoftらしいずるい表現だなぁ。
早速、管理者アカウントに移動してOfficeXPをインストール。
インストールは無事完了したので、すぐに同じアカウントでライセンス認証を行う。
そこでユーザーアカウントに移動して動作を確認。
するとOfficeインストールが始まってしまった。
「やっぱり管理者権限必要なのかなぁ」
以前WindowsXPあたりで似たような現象が発生した経験から、一時的に一般ユーザーを管理者に昇格させ、もう一度Officeを実行してみた。
それでもOfficeインストールが起動してしまう。
う~む・・・。
やむなくネットを検索。
あった、あった。
まったく同じ現象が発生していて、解決した人がいた。
Windows 7 でOffice XPをユーザー権限で動作させる・・・なにやらかにやらメモ
2009/06/25
Windows 7 にOffice XPをインストールすると、「対応してないよ?」と怒られますが無視。 しかし「インストールしたアカウント以外」でOffice XPを起動すると、毎回インストーラーが実行されてしまう。 これは管理者権限を持っていても同様で、とにかく「インストールしたアカウント」以外では使いにくい。
以下の3つのレジストリをインストールしたアカウントからコピーするとこの問題は解決した。
[HKEY_CURRENT_USER\Software\ODBC]
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Shared Tools]
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office]
なるほどねぇ。
で、この記事をもとに次のように操作した。
1.管理者権限に戻って、OfficeXPを再インストール。
2.インストール完了後、コマンドラインで以下の3つコマンドを入力し、レジストリをエクスポート。
regedit /e "C:\temp\ForOfficeXP_ODBC.reg" "HKEY_CURRENT_USER\Software\ODBC"
regedit /e "C:\temp\ForOfficeXP_Shared Tools.reg" "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Shared Tools"
regedit /e "C:\temp\ForOfficeXP_Office.reg" "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office"
コマンドラインは「スタート」→「プログラムとファイルの検索」でcmdと入力すれば開く。
またあらかじめエクスポートしたレジストリを保存する場所としてCドライブにTEMPフォルダを作成した。
3.一般ユーザーのアカウントに戻る。
「スタート」→「プログラムとファイルの検索」でregeditと入力してレジストリエディタを起動し、[ファイル] メニューの [インポート] をクリック。
先ほどエクスポートしたフォルダ・・・ここではC\:TEMPをクリックして選択し、[開く] をクリックします。
これをODBC、Shared Tools、Officeと3回繰り返す。
これでOfficeは正常に起動するようになった。
・・・と思ったら、またもやエラーが発生する。
「Microsoft Agent 対応のプログラムが・・・」みたいなメッセージが出てくる。
簡単に言えばOfficeアシスタントが起動しないということ。
どうでもよいエラーだが、ちょっと気持ち悪いのでこれも調査。
するとMicrosoftのサポートオンラインにたどり着く。
「Microsoft Agent 対応のプログラムが Windows 7 で動作しない」
このエラーの発生原因は、
この問題が発生するのは、マイクロソフトが Microsoft Agent テクノロジの開発を中止することを決定したためです。
そのため、Microsoft Agent は、Windows 7 や、他の将来のバージョンの Windows オペレーティング システムには含まれません。
なんか複雑。
でも修正プログラムが提供されているようなので、ページの先頭にある「修正プログラムのダウンロード」をクリックする。
すると修正プログラムのダウンロード先提供リクエストになってしまった。
つまり、
「一般公開してないので、もし修正プログラムがほしかったらリクエストしてね。ダウンロード先のURLをメールで教えるよ」
なんだな。
これってどういうことなんだろ。
「いつまでも古いアプリケーション使わないでくれよ。もっと新しいの買ってくれよ!」
っていう意思表示なのかね?
けど、そんなに新しいアプリケーション買えないんだけどなぁ。
とりあえず修正プログラムは入手できたので、これをインストール。
なんとか今までどおり、OfficeXPを使用できるようになった。
いやぁ、これだけで2時間近く費やしてしまった。
もちろん、トラブルはこれだけではない。
それはまた次回。
お陰様で、officeを立ち上げる際に毎回インストールされるわずらわしさから開放されました。
ありがとうございました。大変役に立ちました。
今後もよろしくお願いいたします。
by ありがとうございます (2011-07-28 10:42)
>ありがとうございます さん
コメント気づきませんでした。
少しでも参考になっていれば幸いです。
あまり良いネタあげられてないので・・・。
by pochi (2011-08-17 22:54)
いろんなサイトを検索してみましたが、一番的を得た情報でした。
おかげさまで、無事に何事もなく起動するようになりました。
ありがとうございました。
by システム担当者 (2013-05-02 19:33)
>システム担当者 さん
少しでもお役に立ててれば良かったです。
一番的を得てましたか?
あちこち調べた結果をまとめただけなので、そんなに大したことではないのですけどねぇ。
by pochi (2013-05-06 22:38)
助かりました。大変ありがとうございました
by 困って朝になりました (2015-03-15 07:04)